松代のあまかざりやま
2009年11月8日(日)晴れ 10度
農業大学校→稜線→出会いの石→奇妙山 休憩→出会いの石→岩沢分岐→笹の登→尼厳山 昼食→農業大学校
  9:10          10:20    10:55       11:45     12:00    12:05     12:25      13:45
登山道は目前の小山を避け左側をゆるやかにまわりこんでいる。
私は遊び心から登山道をそれ、直進した・・・・が、小山の先は急なやぶになっていた。
無理することもないので左手の登山道に戻ることにした。相棒も着いてきた。
登山道に戻り4,5歩進むと道は崩れ、屏風の背のような様相であった。
右下は25m四方ぐらいの平坦地。木々もまばらで窪んでないので湿地でもなさそうだ。
見慣れぬ地形である。
その中に真っ黒で丸い物が見えた。
左にさらに小さい黒いかたまり。
その形から近眼の私にも、熊であることがわかった。
「クマだ!ヤバイ親子だ」
歩を止めた。
「鹿だろ」と、相棒は黒い物を見ずしてつぶやく。
”熊注意!”の看板を何度か見たが、本当に遭遇するとは・・・・・
熊は我々2人に気づいてないようだ。
鈴と小さなカウベルの音が聞こえてないらしい。
ザックからメガネを取り出し、しっかり熊を確認した。
鈴を手にもち、チリンチリンとひんぱんに鳴らし続けた。
やがて熊はこちらを見ることなく動きだした。
親子熊は散歩のごとく、ゆっくりと登山道を横断し左手の斜面を降りて行った。
「戻って来ないだろうな!」
と言いながら、再スタート。
おそるおそる熊の後を追い、急斜面を覗いてみたが、足音すら聞こえなかった。
岩沢集落から遠くない地点である。(笹の登という場所かもしれない)
熊を驚かさないことが良かった。
熊がパニックになったら・・・・・
背を見せず、威嚇し戦うしかないだろう。

鈴もカウベルも、話し声も最大の遭遇回避策ではなさそうだ。
ボリュームを大にしないと効果なし。
笛を時々吹き鳴らすことの方が効果あるかもしれない。
そこから、山頂までの道上の2箇所にまだ新しいウンチがあった。
橙色の柿の種のようなものが混じっていた。
狸も熊も道上で糞をするのは何故だろう?
あんな大きな(動物)が身近に生息していることに、改めて驚いた。
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